6.59.2. Tar の構成
インストールプログラム: rmt, tar
Installed directory:
/usr/share/doc/tar-1.26
Tar パッケージはアーカイブプログラムを提供します。
本パッケージと Glibc-2.16.0 との互換性がないため、これを修正します。
sed -i -e '/gets is a/d' gnu/stdio.in.h
Tar をコンパイルするための準備をします。
FORCE_UNSAFE_CONFIGURE=1 \ ./configure --prefix=/usr \ --bindir=/bin \ --libexecdir=/usr/sbin
configure オプションの意味:
FORCE_UNSAFE_CONFIGURE=1
このオプションは、mknod
に対するテストを root
ユーザーにて実行するようにします。 一般にこのテストを root
ユーザーで実行することは危険なこととされますが、ここでは部分的にビルドしたシステムでテストするものであるため、オーバーライドすることで支障はありません。
パッケージをコンパイルします。
make
コンパイル結果をテストするために以下を実行します。(約 1 SBU)
make check
パッケージをインストールします。
make install make -C doc install-html docdir=/usr/share/doc/tar-1.26